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Juri Ko Edwards / Yoga Instructor & IGNITE YOGA ceo

interview

Juri Ko Edwards / Yoga Instructor & IGNITE YOGA ceo

「IGNITE」とは、“火を灯す”という意味のワード。この言葉を掲げ、一度きりの人生を、自分らしくクリエイトしていくためのヨガスタジオを主催しているのがJuri Ko Edwards (エドワーズ壽里)だ。

高校1年のとき、広い世界を知りたいと海外へ。スポーツ学や平和学を学ぶうちに、呼吸を深め、ストレスやネガティブなエネルギーから解放されるヨガの魅力に気づいた。それは、もう⼀度⾃分の本質と繋がり、心に火を灯す時間でもある。そんなIGNITE YOGAの「自分らしさとつながる時間を提供する」という想いに、「世界中の女性がありのままでいられるように」と願うARTIDA OUDが共鳴し、今回“I am” Donation プロジェクトを共にはじめる。

インドの女性がひとつひとつ手作業でつくるブレスレット&ヨガのオンラインクラス&ヴィーガンネイルがセットになったプランをご購入いただくと、売り上げの一部が途上国の子どもの教育のために寄付される。すでにインド・ビハール州に6つの幼稚園を建てるに至ったが、この旅に終わりはない。

Juri Ko Edwardsに、これまでの歩みと、“I am” Donation プロジェクトに込めた想いを伺う。





ヨガの上達を目指すのではなく、自分のためのヨガを


ーーーヨガ講師、ウェルネスキュレーターとしてご活躍のjuriさんですが、どんなきっかけでヨガの道に?

カリフォルニアの大学に通っているときに、ヨガに出会いました。最初はゆるくやってたんですけど、サーフィンが好きでハワイに引っ越して、現地でスポーツ科学を学ぶうちにヨガをもう少し深めたくなって。それでティーチャートレーニング(200時間講座)を受講したんです。結構みっちり哲学や解剖学を学びました。
ただその時期はパーソナルトレーナーをしていて、アイアンマンというレース(3.8km泳ぎ、180km自転車に乗り、最後にフルマラソンを走る競技)に出たり、かなりアクティブな生活をしていてヨガを教えていなくて。たまたま新スタジオのオーディションに受かって、それから教えるようになりました。

ーーーヨガのスタイルが独特だと伺いましたが、どのようなものですか?

IGNITE YOGAのクラスは、フィットネス要素が取り入れられています。音楽を流して、モダンスタイルですね。お話ししたよう私はカラダを動かすことが好きで、そのうちのひとつがヨガでした。個人的なヨガのイメージですが、決まりごとが多かったり、オーガニックを意識した生活を大切にしたり、“こうじゃなくちゃいけない”という概念があるのかなと思っていたんです。なので私はヨガの間口を広げて、上手になるより楽しんでいただくこと、気持ちよくカラダを動かすことを重視しています。



ーーーIGNITE YOGAは、“自分らしさと繋がる時間を提供する”というコンセプトを掲げていらっしゃいますね。

ヨガの魅力は本当にたくさんありますが、ヨガマットの上での意識や気づきを、外の世界で生かしていけるところも大きな面白さです。私のモットーでもあるのですが、ヨガの上達を目指してヨガをするのではなくて、自分の生活を豊かにするために、自分らしさを見つめ直すためにヨガをすることが大切だと考えています。私も生徒さんたちも、生活リズムや心境など、ひとそれぞれのヨガとの付き合い方があると思うので、あまり型にはめずに。
それに通じる話ですが、IGNITE YOGAでは、それぞれのインストラクターの自分らしさを尊重したクラスを行っています。プレイリストの選曲や、インスピレーションの源になるような小話をしたり。ティーチャーコースでは最初に自分らしさを見つけるワークショップがあり、価値観を見つけたり過去を振り返って自分と深く向き合っていただいています。スキルも大切ですが、マインドも同じくらい重要と思っています。



ーーーヨガを通して、嬉しかった瞬間を教えてください。

いっぱいあるんですが…私たち、新型コロナウィルスの感染が拡大したころから毎日3ヶ月間、SNSでヨガのライブを配信し続けたんです。きっかけは、すごく尊敬している女性から、プライベートレッスンをしたいとご連絡いただいて。世の中の変化に不安そうな表情を浮かべていらしたのですが、レッスン後に「本当に来て良かった」って笑顔になっていて。それで翌日から、毎朝8時にインスタライブを欠かさず配信することにしたんです。そのときにいただいたメッセージの一つ一つが、今でも思い出すとじんわりするぐらいなんですよ。遠くで会えないお母さんに毎朝「ヨガやるの?」って電話するのが日課でしたとか、オンラインで”自分らしさ”について話していたのを聞いて、ご自身のジェンダーの悩みを家族に打ち明けることができたというメッセージもいただきました。ヨガを通してどんどん皆さんがポジティブになっていった様子がすごく熱かった。もう泣きながら読みました。



12年前に叶えたプロジェクト。その夢がまた、動き出す

ーーー最近、心が動いた瞬間は?

日本に帰ってきたきっかけが、ヨガウェアブランド「lululemon(ルルレモン)」の立ち上げに携わることになったからなんです。ハワイでアンバサダーをしていたときに、「lululemon」アジア代表のアマンダという女性にお話をいただいて。私にとって彼女はすごく大きな存在で、話をするたびに私の可能性に気づかせてくれるような人なんです。ちょうど先日、IGNITE YOGA Studio原宿の4周年で、たまたまアマンダが日本に来ていて、初めてスタジオを見せることができました。彼女にスタジオと、今の私を見てもらえたことが嬉しかったです。



ーーー長く海外にお住まいでしたが、印象に残ってる景色を教えてください。

カリフォルニアに住んでいたときに、セントジョージという峡谷の、岩の上でメディテーションをしたときの景色は忘れがたいものがあります。あと、ハワイでのサーフィン。毎日のように海に出ていたのですが、海の上から見るサンセットが美しかった。そのあとインドに4ヶ月ほど滞在していたとき、仲良くしてるおじいさんがいて、その人の原付の後ろに乗って砂漠のサンセットを眺めた瞬間も印象に残っています。

ーーーインド行かれたのは、ヨガのためですか?

それが全然関係なくて。私、カリフォルニアの大学で平和学を勉強していたんです。ガンジーの非暴力の思想を学んでいました。アメリカって面白くて、違う国で単位を取れるプログラムがあるんです。私はせっかくなので、インドに行ってみようと思って。1ヶ月間はジャイプールでインドのカルチャーや歴史、ヒンドゥー語を勉強しました。残りの3ヶ月は自分でテーマを決めてフィールドワークに。私はジャイプールから3時間ぐらい離れてたナガルという村に住んで、そこのNGOでインターンをしながら小学校で英語を教えました。



ーーージャイプールは、ARTIDA OUDのジュエリーを作っている街でもあります。そんなご縁があったんですね。

なんだか不思議ですよね。でもそこで英語を教えるのは表向き。実際はまだまだその女の子が学校に行けてない状況なので、女性でも勉強すれば、学校の先生になれるという姿を村の人たちに見せる意味もあって。あとは、厳しいだけではなく楽しい教育の仕方を先生たちに見せるというテーマがありました。NGOのスタッフも英語が話せないし、とても暑いところだったからなかなか大変でしたが、夜はふとんを屋根の上に敷いてみんなで寝たりして、すごく楽しかったです。



ーーー今回コラボレーションする“I am” Donationプロジェクトは、売上の一部がインド北東部・ビハール州における「子どもたちの教育環境改善プログラム」へ充てられます。実際、そのような現地の様子を肌で感じていかがでしたか?

“発展途上国”という言葉にすごく違和感を覚えました。“途上”っていうのは私たちの価値観で、そこに住む人々のコミュニティの強さや、質素だけれども豊かな暮らしをしてるところも、お互いシェアすべき部分があるなと思ったんです。その想いから、帰国後に現地でコミュニケーションツールとして撮り溜めていた写真を活用して、「SHARE YOUR HEARTS」と名付けたチャリティの写真展を開催しました。私たちがシェアすべきものは教育の大切さだと感じていたので、三菱鉛筆さんに協賛をしていただいて。入場料の代わりに鉛筆を持参いただき、会場でも三菱鉛筆を販売して、その売上を渡航費にしてその村にも鉛筆を7箱届けに行きました。2011年のことです。

ーーー“I am” Donationプロジェクトに通じるものを感じます。

そうなんです!なので、お話をいただいたときはすごく嬉しくて。「SHARE YOUR HEARTS」は一度完結したんですけど、私の中では終わっていません。当時はまだ学校を卒業したばかりだったのですが、いつか自分が社会のなかで確立した存在になったときに、また始めたいと思っていました。そしてやっぱりヨガはインドがルーツなので、いつかこの点と点が繋がる活動ができるといいなと考えていたので。



ヨガをすると、まわりにコンシャスに。その気持ちで一歩踏み出して


ーーーコラボレーションブレスレットは、4種類ご用意しています。

IGNITEはシックなアイテムが多いので、ベーシックなベージュと白を。ほかの2本は、爽やかな色を入れたいなと思って選びました。インドで結婚式に行くと、手に赤い紐を巻いてくれる習慣があるんです。赤は何かを祝福するイメージで選びました。ヨガをしている最中も、身につけたいです。



ーーーARTIDA OUDは、“raw beauty(=ありのままの美しさ)”をテーマに掲げています。juriさんにとって、“美しさ”とはなんでしょう?

美しさはその人らしさ。自分らしさを見せるって、勇気がいることだと思うんですよね。特にこういう社会に生きてると。それでもちゃんとその自分らしさを見せること。自分らしさは、言い換えるとその人にしか備わっていない武器だと思います。



ーーージュエリーに使用しているストーンは、ひとつずつインクルージョンがあったり、色味が違ったり、長い年月をかけて形成された個性があります。人の個性ってどうやって作られると思いますか?

ヨガを通して得る自分と向き合う時間には、さまざまな気づきがあります。その気づきのなかでまた自分を知って、そこからまた何かに気づいて…そうやって深く深く自分を知っていくことが個性に繋がるんじゃないかなと思います。あと私、最近毎朝のメディテーションのときになぜかシャンパンゴールドを思い浮かべるんですよ。それが最近の自分らしさのひとつなのかなと思っています。

ーーーありのままの美しさには、内面からにじみ出るものもあると思います。juriさんが自分を育ててくれた言葉や、作品などがあれば教えてください。

びっくりされるんですけど、私、元々人前で話すのが苦手だったんです。大学のプレゼンでも緊張してしまってぜんぜんダメで。そんなときに私が変わるきっかけになった言葉が、マヤ・アンジェロウの言葉でした。

People don’t remember what you say. They remember how you made them feel.
(何を言われたかは忘れるが、何を感じたかは覚えている)

ヨガの先生になりたての頃には、レッスンの台本をすべて暗記して一語一句間違えないようにやっていた時期があったんですけど、それよりも大切なのはエネルギーだなと気付かせてもらいました。



ーーーARTIDA OUDのジュエリーで、お気に入りのものは?

ふだんシンプルなゴールドのものを着けているので、どれも好みでした!特に、エメラルドのストーンが好きですね。母がすごくジュエリーが好きで、誕生日に自分が持ってたジュエリーを譲ってくれることが多くて。そうやって受け継いでいくものなのかなと思います。



ーーー今後の夢を教えてください。

やっぱり、ヨガと「SHARE YOUR HEARTS」の活動を繋げるのはいつかやりたいことですね。特にヨガをしてると、自分のことだけではなくまわりにもコンシャスになりやすくなるんですよね。でも、誰かのために何かをしたい気持ちはあるけれど、難しい問題なので何をしていいかわからない方もすごく多いと思います。だからこの“I am” Donationプロジェクトや、自分のヨガの活動を通じて、社会貢献に繋げていけたら。そんな夢を抱いています。








Juri Ko Edwards (エドワーズ壽里)

東京都出身。大学時代を過ごしたカリフォルニアでヨガに出会う。その後拠点をハワイに移し、ヨガインストラクターとしての道を歩みはじめる。形にとらわれないスタイルが支持され、ハワイを代表するインストラクターとして数々のイベントに出演。当時からアンバサダーを務めていたルルレモンの日本法人立ち上げを任され2015年に日本に帰国。2019年、東京・原宿にIGNITE YOGA STUDIOをオープン。ヨガだけでなく、サーフィン、トライアスロン、スノーボードなど、アクティブな趣味を持ち、フルマラソンは3時間45分で完走。鉄人レースと言われる長距離トライアスロン、アイアンマンレースでは12時間15分で完走。2022年2店舗目となるスタジオを下北沢reloadに出店。最近では活動の拠点を日本から海外へと広げている。

Instagram


PHOTOGRAPHER/YUYA SHIMAHARA
HAIR & MAKE-UP/YUSUKE SAEKI
EDIT/MARIKO ARAKI(RIDE inc.)
TEXT/HANAKO FUJITA(RIDE inc.)


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