ARTIDA OUD

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フォトグラファー / タミー・ボルピ

interview

フォトグラファー / タミー・ボルピ

同じ世界を見ているはずなのに、何が違うんだろう――初めてタミー・ボルピの写真を目にしたとき、あまりにもイノセントな感性に一瞬で魅了された。弱冠20歳、大学在学中にInstagramをキッカケに、ファッションや広告シーンのビジュアルを彩った。

それから3年、彼女は結婚し、お腹に小さな命を宿している。

「これから撮りたいのは“生きていてどの瞬間も美しい”と気づいてもらえるような写真」。生まれくる子どもをこの世へ歓迎するメッセージにも、ARTIDA OUDのテーマ“raw beauty=ありのままの美しさ”をすべてのひとに気づかせるメッセージとしても響く。原石だった彼女は、表現者として、女性として、母として、まるで宝石のように輝きを増す――写真について、結婚を機に移り住んだバリについて、おおらかな南国の風が吹くようなインタビューをどうぞ。



20歳でフォトグラファーデビュー。自然に無邪気に、撮影を重ねた


―――フォトグラファーとしてファッション誌などで活躍し始めた経緯を教えてください。

両親がフィルムの写真が好きで、カメラはいつも身近にありました。私を撮った写真が何万枚と家にあって、自然の流れで私もフィルムカメラで撮り始めました。大学に通うために東京に出て、撮り溜めた写真をInstagramにアップしていたら雑誌の編集の方から、突然フォトグラファーとしてのオファーをいただいたんです。「え、私でいいの?」という感じで、とても緊張しながら撮影に行ったのを覚えています(笑)。私の感性を好きと言ってくださった方で、いまも一緒にお仕事させていただいてます。



―――プライベートでもたくさんお写真を撮られていますが、お気に入りの写真を教えてください。

NYやLAなど、旅先で撮った写真が好きですね。瞬間瞬間、直感で撮るので、思考とか説明するのが難しくて。「いい」と思ったそのリアルな一瞬を切り取っている感じです。どれもすごく自分の心に残っていますね。







あと、日常で撮る写真もお気に入りのものが多いです。モデルの友達と一緒にいるとき、「あ、いい」と思ったら「ちょっとここで撮ろう」みたいな。直感で撮った写真が、意外とよかったりするんですよ。



―――心に残っている撮影は何でしょうか?

全部心に残っているのですが、先月発売された、森星ちゃんの1st写真集『HIKARI MORI』は自分のなかで新しい感じがして印象的でした。コンセプチュアルに作り込むわけではなくて、星ちゃんとヘアメイクのNanakoさんと私が箱根に旅行に行って、人として向き合って、その瞬間を撮った感じ。自由に撮らせてもらったから、すごくナチュラルでいいものが出来たなって思っています。







―――写真を撮る時に大切にしていることはありますか?

うーん…説明が難しいんですけど、画角は気にしているかもしれません。ラインや、四角のなかに収まるバランスとか。アートが好きな母に連れられて、イタリアやオーストリアにわざわざ絵を観に行っていました。子ども心としては、ちょっと退屈で嫌だったんですけど(笑)、いま思えばいろいろなものを吸収させてもらったなあと感謝しています。

―――好きな写真家を教えてください。

たくさんいます!なかでも、ハーレー・ウィアーはユニークで、すごく好きです。写真を切る撮るところが独特で、作り込んでない感じや色も好み。きれいすぎる写真よりも、こういう、ふつうの日常を別の視点から見た写真に惹かれます。


お腹に小さな命を宿し、これまでよりも“自分の幸せ”を見つめて

―――ご結婚おめでとうございます。結婚式を手作りしたとか?

そうなんです。彼も私もこだわりが強くて、自分で選びたいものが多くて。花やデコレーションのデザイン、テーブルのセッティング、サウンドシステム、ライティング…全部自分たちで1から考えたので、私たちふたりにとって、とても特別な会になったと思います。



友人は日本からも、彼が韓国出身なので韓国からも。他にはスコットランドやロンドン、大阪、福岡、NYとか、遠くからたくさん駆けつけてくれて。結局、100人規模のパーティーになりました。すごく楽しくて、もう一回やりたいくらいです(笑)。



―――お腹に赤ちゃんがいらっしゃるんですよね。気持ちの変化はありましたか?

いろいろ本を読むなかで、赤ちゃんの心と私の心は繋がっていると知りました。私がストレスを感じると赤ちゃんもストレスを感じる。たしかに、引っ越しのときは体調が悪くて。

そういったことから、前よりもっと自分の幸せを考えるようになりましたね。思考が邪魔して決断できなかったことも、もっと直感で決断できるようになりました、彼の家があったバリに引っ越したのもその決断のひとつです。妊娠がわかった最初のころは、もういろいろとびっくりしましたが、いまはすごく楽しみ。早く赤ちゃんに会いたいって思います。

―――好きな場所はありますか?

バリだったら、エンジェルズビラボン。ヌサペニダっていう島にあるんですけど、とってもキレイです。崖の中に小さな自然でできたプールみたいなとこがあって、崖を下りていくとそこで泳げるんです。本当に気持ちいいんです。



毎日夕日も見ますね。とてもきれいです。夕方になるとピンクになって…バリに来て、なんだか空が近く感じます。高いビルがないから、空に目が行くのかな。美しくて、見るたびに感動しています。


―――無邪気になる瞬間はどんな時ですか?

うーん…無邪気な瞬間ばかりかもしれません(笑)。流れに身を任せている感じです。でもやっぱり一番は、彼の前や近い友人の前かもしれません。何もない日こそ、幸せで無邪気です。


“生きていてどの瞬間も美しい”そんなメッセージを乗せて、シャッターを切りたい

―――写真を通じて世の中に伝えたいことはありますか?

毎回強いメッセージがあるわけではないんですけど、でも“生きていてどの瞬間も美しい”ということをみんなが気付けて、その瞬間を楽しめるような写真を撮りたいです。バリで知り合った人たちは、自分の幸せを探している方が多いんです。「いまを生きている」人にたくさん会って、インスピレーションを受けた部分もあって、私も本当に自分が欲しいものは何か考えるようになりました。





―――フォトグラファーとしてこれからチャレンジしたいことはありますか?

身のまわりの写真をもっと撮っていきたいです。もともと日常の写真を撮影するのは好きだったんですけど、もっと家族や自然、自分の考えていることについての作品を作りたいなあと思います。



―――ARTIDA OUDは“raw beauty=華美に飾らないありのままの女性の美しさ”がテーマです。そういった意味で「美しい」と思う女性はいますか?

身近な人だと、私の母はraw beautyかもしれないです。

お化粧もしないし、モノもあまり買わないし、持たない。けどケアをしていないわけではなくて、ヨガに行ったり、セルフケアはちゃんとしていて。気に入った高価なジュエリーをたまに買って、永く大切に身に付ける感じです。

私も、そういうナチュラルなものが一番美しいと思います。母には、物質的なものにあまり固執しないところも影響を受けたかもしれません。

―――raw beautyをテーマにして、ARTIDA OUDでミレニアル世代のモデルを起用した “FLORA”という企画の撮影をしていただきました。感想を教えてください。

もともと知り合いだった子が多いのですが、“ありのままの美しさ”というブランドのメッセージにぴったりなモデルさんたちでしたよね。みんなナチュラルで、水が流れるように撮影できました。私も終始自然体でいられて、楽しかったです。

FLORA
https://www.artidaoud.com/journal/5





―――女性の美しさには内面の美しさもありますが、心に響いた言葉はありますか?

哲学好きな彼が教えてくれた言葉のなかに、「本当の幸せは欲しいものを持つことじゃなくて、持っているものに感謝すること」というのがあって。私の母にも通じますし、すごく心に響きました。あと「嫌な気持ちになっても、それは自分の問題だ」という言葉。たとえば「この人が嫌だ」と思っても、その人には問題はなくて、どう捉えるかは全部自分次第でポジティブに変えられるという意味です。彼にはたくさん影響受けました。いままで知っていたけど、改めて気付かされた感じです。信頼している人の言葉は、響き方が違うんですね。

―――ARTIDA OUDで好きなアイテムを教えてください。

この、蛇のリングは、シンプルだけどユニークなカタチですね!他ではあまり見かけないです。

―――1点ずつ、インドの職人さんが手作りしているんですよ。

なるほど!蛇ってミステリアスで好きなんですけど、手作りだからか、これは優しい感じもしてお守りみたい。赤ちゃんがいるお腹の上に乗せて撮影してみました。



そしてルビーのピアスも、もともとマゼンタ色が好きなのでとってもかわいいと思いました。さりげなくサファイアが左右に一石ずつ入っていて、エキゾチックな雰囲気が、いま私がいるバリにもぴったりです。



最後にチョーカー。シンプルだけど存在感があって、格好良くも、かわいくも、どちらのファッションにも 合うと思います。





あと、まだARTIDA OUDのラインナップにはありませんが、オパールも、宇宙のようで好きなんです。「自然が作り出したものでこんなにきれいなものってすごい!」と感動しました。

アメジストも好き。ジュエリーデザイナーの叔母が教えてくれたのですが、私を落ち着かせたり、守ってくれる心の石はアメジストだよ、って。石の意味を調べたら「ああ自分に必要な力がある」と思って。マイナスのエネルギーをプラスに変える効果があって、第六感も高める、愛の守護石。大切な人との心の絆を深め、真実の愛を守りぬく強さを育む、って書いてありました。



―――さまざまなフィールドで頑張る女性たちへ向けたメッセージをお願いします。

女性は「自分にとって何が大切か」感じる力が男性よりも強いと思うんです。考えすぎているなと思ったら、直感をもうちょっと信じて、自分の感覚と繋がる瞬間を毎日少しでも作ることが大切じゃないかなと思います。だって、まずは自分を愛していないと、人のことも愛せないですから。心の声を聞いて、認められると楽しく過ごせるのではないかなと思います。

またARTIDA OUDは、国際NGOプラン・インターナショナルの「Because I am a Girl」に賛同していますよね。森星ちゃんもボランティアで携わっていると聞きましたが、世界では貧困等が原因で毎日800人以上のお母さんが出産時になくなっている現実があるんですよね。今後の活動で、私も、1人でも多くの命をサポートしたいと考えています。



PROFILE

タミー・ボルピ



1994年生まれ。大学在学中からファッション誌や広告などで新進気鋭のフォトグラファーとして活躍。結婚を機にバリに移住。現在は東京と行き来しながら撮影を続ける。

Instagram
https://instagram.com/bluebluetammy/


1st写真集『HIKARI MORI』
https://www.transworldjapan.co.jp/hikarimori/


PHOTOGRAPHER/TAMMY VOLPE

EDIT/RIDE MEDIA&DESIGN


TEXT/HANAKO FUJITA




"bone" オーガニック アームカフ バングル
15,120yen (with tax)

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16,200yen (with tax)

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18,360yen (with tax)



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18,360yen (with tax)

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