ELSA TIERNEY

ELSA TIERNEY
彫刻的なジュエリーを生むアーティスト
ジュエリー、彫刻、工芸品からインスピレーションを受けたElsaのデザインは、まるで失われた宝物を思わせるような雰囲気をまとっています。それぞれの作品は、タマラ・ド・レンピッカ、ブランクーシ、マン・レイといったモダンアーティストへのオマージュであり、アール・デコ、バウハウス、未来派デザインへの愛情を映し出しています。美術のバックグラウンドと伝統的なジュエリー制作技法を組み合わせ、身につけるための小さなジュエリー彫刻を生み出すことを得意としています。
幼い頃から両親に連れられて訪れた美術館での体験や、芸術家である母やオーストリア人の叔母の影響は、彼女の創作活動の原点となりました。幼い彼女がジュエリーボックスを覗き込み、「宝物!」と声を上げたその瞬間から、夢中で探求するクリエイションの旅は始まっています。
蜜蝋との出会いと探求
約10〜15年前、彼女はひとりのジュエリーアーティストの作品を通じて、初めて蜜蝋(みつろう)という素材に出会いました。当時イギリスでは誰も取り組んでいなかった技法でしたが、その有機的な美しさは多くの人を魅了。彼女自身も蜜蝋の持つ魅力に惹かれ、限られた情報を頼りに模索しながら技術の習得に挑みました。
やがて、彼女は日本で蜜蝋やワックス技法の知見を深める「ともやすアンドカンパニー」に出会います。そこで学んだ蜜蝋の技術は、彼女がそれまで知っていたものとはまったく異なる世界。友安花乃さんが教えてくれた「間違ったやり方なんてない、ただ違うやり方があるだけ」という言葉は、彼女の創作哲学を形づくる大きなきっかけとなりました。
情報の少ない中で独自に蜜蝋作品を生み出していたヨーロッパの作家たちの努力や情熱を尊重しつつも、日本の職人たちが何世紀にもわたって築き上げてきた伝統技術に触れ、「私ももっと挑戦しよう」と決意を新たにしたと語ります。彼女にとって「蜜蝋」や「引きめ」という言葉は、単なる呼び名ではなく、その奥に深い技術と歴史が息づいているのです。現在執筆中の新しい著書では、この素材の魅力と歴史を広く伝えることを目指しています。
ARTIDA OUDとの出会い
ARTIDA OUDは、9月11日(木)に発売となる新作として、ブランドで初となる日本の伝統的な金属工芸技法である、“蜜蝋“を使ったジュエリーのコレクションを展開します。この技法によるジュエリーの制作は、ともやすアンドカンパニーによる高い技術のご協力を得て叶いました。わたしたちはともやすアンドカンパニーを通じてElsaと出会いました。素材や技術に敬意を払いながら、情熱をもってジュエリーを生み出す彼女の姿勢に共鳴し、ブランドとしての新たな可能性を見出しました。Elsaの作品は、蜜蝋のほかにも、まるでひとつの彫刻作品のような独自性に溢れており、身につける人の内面をも輝かせるような力を持っています。
ELSA TIERNEY EXHIBITION & POP UP
蜜蝋という伝統技法への敬意を込めて——
この9月、ARTIDA OUDの蜜蝋ジュエリーが発売となるのにあわせ、渋谷区松濤の旗艦店 THE ANOTHER MUSEUM にて、Elsa Tierneyの作品を集めたEXHIBITION & POP UP SHOPを開催いたします。
Elsaによる繊細な蜜蝋の作品とともに、蜜蝋以外の彫刻的なジュエリーを間近でご覧いただける、貴重な機会です。ぜひお立ち寄りください。
PLACE : 東京都渋谷区松濤1-26-21 THE ANOTHER MUSEUM
DATE : 9月の営業日 12:00– 18:30
9月6日(土)〜 9月10日(水)、
9月12日(金)〜 9月17日(水)、
9月19日(金)〜 9月24日(水)、
9月27日(土)、28日(日)
CALENDARはこちら
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PROFILE
ELSA TIERNEY
受賞歴・評価
- 2019年 ブロンズ賞:ゴールドスミス・アワード(3Dモデラー部門)
- 2018年 ブロンズ賞:ゴールドスミス・アワード(3Dモデラー部門)
- 2015年 ゴールド賞:ゴールドスミス・アワード(真珠部門)
- 2016年 シルバー賞:ゴールドスミス・アワード(QVC部門)
- 2017年 ゴールドスミス・アワード展示推薦
- 2016年 Benchpeg Award ファイナリスト
学歴
- ロンドン・ギルドホール大学
美術学士(優等学位) - クロッキー(人物デッサン)・彫刻
- サー・ジョン・キャス美術デザイン学校
シルバースミス&関連工芸国家ディプロマ - ジュエリー制作、銀細工、七宝、彫刻、片切り彫り
