Support for Women's Empowerment ーすべての女性が輝ける未来をー
ジュエリーとともにお届けするポーチは、インドNGOで働く女性たちの手で一つひとつ丁寧に作られる。
それは職業支援、安定した収入につながる、未来への持続的な取り組み。
インド・ジャイプール。宝石の輝きに彩られた街。
ARTIDA OUDのジュエリーも、この街で命を宿す。

この地で受けた恩恵を、子どもたちの教育支援や、女性たちの自立をサポートすることで還元する。
私たちが目指すのは「倫理的で持続可能な循環」。
女性たちの希望が織りなす、あたたかな世界
ご縁があり、ジャイプールの農村部に佇むNGOを訪れた。
農村部では、未だジェンダーの差別が色濃く残る。教育の機会が限られ、仕事に就くよりも家庭を守ることが女性の役割とされてきた。
自らの力で安定した生活を築くことが容易ではない、若い女性や母親たち。
そんな女性たちを集め、このNGOでは縫製や刺繍、かぎ針編みの職業訓練を行い、雇用を生み出している。
女性たちは技術を身につけ、その手仕事から生まれる収入で自信にあふれ、希望の光に包まれていた。
ここで出逢ったのは、色鮮やかなサリーの生地で作られたバッグやおもちゃたち。
家庭に眠る服、バザールの売れ残り、廃棄される余剰生地など…
インド女性が身に纏う民族衣装のカラフルなサリーは、その多くが捨てられる運命にある。
このNGOでは新しい生地を買うのではなく、寄付で集まったサリーをアップサイクルし、女性たちの手で新たな命を吹き込んでいる。
その愛らしさには、彼女たちのあたたかな想いと希望が詰まっている。
ひとつとして同じ色や柄がなく、まるで彼女たち一人ひとりの個性や“ありのままの美しさ”を体現するかのように──
ジャイプール郊外で開催するバザーにて。サリーなどの衣服や食料品を買いに集まる。
永続的な支援を目指して
「短期的ではなく永続的に、彼女たちへ仕事を依頼できないか」
考え抜いた末、持続的に必要とされるパッケージを依頼するという答えに辿りついた。
それは、職業支援、安定的な収入をもたらし、女性たちが自らの意志で自由な未来を描く一助となる。
それは、新たな価値を生みだすアップサイクルな循環を築き、地球環境に配慮されたモノづくりとなる。
私たちの願いが紡がれ、
女性たちの手で織りなすパッケージに、私たちの大切なジュエリーを添えて、日々お届けしている。
ジュエリーポーチの型紙に沿って、4-5人の女性たちで生地を切り、ミシンで縫い合わせている。
一つひとつ糸を紡いで、ジュエリーポーチのタッセルを作っている様子。タッセルを切るのも、数人で行っている。
作り手が込める想い
まばゆいほどの笑顔で迎え入れてくれた、作り手たち。
これまで歩んできた道のり、未来に馳せる想いを訊くことができた。
訪れた日は8月15日。インドの独立記念日で、お祝いに参加させていただいた。
Jitendra Singh, Founder
優しくも強い意志を持った、創設者のジート。
情熱と信念が紡ぐNGOは、女性たちの心にあたたかな光を灯す。
自分らしく輝ける未来を目指して
── 何故このNGOを作ったのですか
「自分らしく輝くために、インドの女性たちは自立する必要がある。そう私は強く信じ、この村にNGOを作りました。」
新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの影響で、職を失った男性たち。
女性には働く手だても無く、多くの家庭で収入が途絶えてしまった。
「女性たちが収入を得ることで、家族を支えることができるように。この小さな村で、女性たちの雇用を創出する取り組みを始めました。彼女たちは働くことで自信が芽生え、自分の意志を自由に表現できるようになりました。女性の自立した未来を創る、この仕事に誇りと喜びを感じています。」
── NGOで働く女性たちはどんな生活をしていますか
「女性たちはこのNGOで働きながら、家族の世話や家畜・動物の飼育、農作業もしています。彼女たちの生活状況や問題を理解し、働きやすい環境を整えること。それが私の役割だと考えています。」
移動手段を持たない女性たちは、外へ働きに出ることさえ難しい。家事や育児、勉強も両立させながら、家で仕事ができるように。ジートは、NGOで女性たちに縫製や刺繍のスキルを身につけさせ、家で働く環境を整えた。
最年長のチョータとともに。
「このNGOで働くことで、女性たちは洋服や冷蔵庫を買ったり、子どもたちに良い教育を受けさせる余裕ができました。彼女たちの可能性は無限に広がったのです。」
── 働いている女性たちに、どんな未来を描いてほしいですか
「私たちは今後5年間で、500人の女性を雇用したいと考えています。リーダーシップの芽を育て、自立し、夢と希望に満ちた未来を築けるように。私たちは必要な時に手を差し伸べ、そっと見守り、支える存在でありたいと思います。」
「そして、いつの日か私たちが去ったあとも、彼女たちがこの使命を引き継ぎ、さらに多くの女性たちを輝かせてほしい、そう願っています。」
Teena Sharma, Embroidery Artisan
このNGOに訪れてから常に笑顔で話しかけてくれる女性、ティーナ。
才能ある刺繍職人である。
「これまで勉強に励んできましたが、このNGOと出逢って新しい世界が広がりました。ここで刺繍やかぎ針編みなどの手芸を学び、上達していくにつれ、刺繍が大好きになりました。日々成長していると実感していますが、もっと上達したいです。」
── 働くうえで大変なことはありますか
「最初は父親の理解を得ることが難しくて、働くことにも否定的でした。でも私がこのNGOで働き始めてから2年ほど経つと、父親の考えに変化が見られるようになりました。今では父親の支えもあり、大好きな刺繍を仕事にすることができています。互いを尊重し、家族で支え合いながら、自分らしい人生を送っています。」
── 将来の夢を教えてください
「私は刺繍が大好きなので、技術をもっと磨き、他の女性たちに教える先生になることが夢です。刺繍との出逢いが、収入だけでなく自信をもたらしました。刺繍の技術を広め、女性たちの可能性を広げるお手伝いができたら嬉しいです。」
少し緊張した面持ちで話してくれたティーナ。インタビューが終わったら安堵し、いつもの笑顔を取り戻していました。写真は姉妹や友達と一緒に。
夢を追い、共鳴し合う仲間たちとともに
Neetu Sharma, Manager
ニィートゥは大学で勉強しながら、このNGOで縫製や刺繍を学んだ。リーダーシップの素質を発揮し、今ではNGO全体のマネジメントやマーケティングも担う。
また、SRHR(=性と生殖に関する健康と権利)のトレーニングを受け、再生可能な生理用ナプキンの普及や、思春期の女の子や女性への性教育にも積極的に取り組んでいる。
女性たちにジュエリーポーチの縫製を教えているニィートゥ。
Chota Devi , Braiding Artisan
最年長のチョータは、自分の名前を書けるようになりたいと夢を抱き、このNGOで働きながら勉強している。
Mamta Sharma , Embroidery Artisan
丁寧で熟練した技術を持つ刺繍職人のマムタ。
二人の子どもの母親として、より良い教育を受けさせたいと願い、このNGOで働いている。
ジュエリーポーチがつなぐ、支援の輪
このNGOでは女性の自立支援に留まらず、隣接する学校で子どもたちの教育も行う。
女性たちの手によって命を宿すジュエリーポーチは、職業支援、家族を支える収入のサポートとなり、子どもたちの教育支援にもつながっている。
誰もが自由に夢を描き、未来への可能性をきり拓くことができるように。
ARTIDA OUDのジュエリーポーチを手にした方が、優しい気持ちに包まれ、遠くの誰かを想うきっかけとなることを願って。
すべての女性たちが自分らしく輝けるように──
“raw beauty=ありのままの美しさ”を尊び、女性が内に秘める優しさや強さを讃える
photo, movie : Anna Miyoshi
